【活動日誌】5/28(土)楽しいボランティア @ムツトくん(東京・高3)

「池袋ゴミ拾いボランティアの感想や学んだこと」

【概要】

1. ボランティアイベントに参加した感想

2. 学んだことや発見

3. ボランティアイベントに参加する前と後の意識の違い、見方の違い

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1, ボランティアイベントに参加した感想 

自分自身初めての自主参加ボランティアイベントでした。きっかけは一緒に公務員現役合格を目指す友人と話していたことで、面接試験にときに使えるようにと二人で参加しました。ゴミを拾っていくというシンプルな作業でしたが、高校生、大学生、社会人と幅広い年齢層の方たちと会話しながらの活動だったので、飽きることなく楽しく活動できました。

2, 学んだことや発見 

池袋の街のゴミ拾いの活動ですが、人が多い街なのでゴミだらけかと思っていたのですが、そんなことは無く、特にサンシャインシティあたりは意外にも綺麗でした。ですがやはり一本路地に入るだけでゴミが目立つようになりました。一番多かったんじゃないかと思うタバコの吸い殻は拾っても拾っても目につくようにうなり、喫煙所がすくないことによる弊害なのかなとも思いました。そこで、ポイ捨てをする原因、その背景とタバコのポイ捨てにフォーカスして自分なりに考えてみました。


まずポイ捨てをすることについて、ゴミ拾いを通しておもったことは似たようなゴミが多 かったことです、例えばペットボトルや空き缶、レシートや、タバコの吸い殻。これらが大 部分を占めていました。これらに共通して言えることは現地で気軽に手に入るということで す、実際に、「University of California, Riverside」によると 

「ほとんどのゴミのアイテムは、誰かがそれらを購入した場所からほんの少しの距 離で通りに行き着きます。言い換えればゴミの大部分は地元の供給源から来ていま す。この発見は都市が最終的に水と空気を汚染するプラスチックゴミを防ぐのに役 立つ可能性があります。一部の人々は、風、水流、またはその他の要因が都市部へ ゴミを移動させる原因であると理論付けています。しかし学術ジャーナル 「Environmental Research」に掲載されたこの調査は、地域のゴミを詳細に調査 した最初の調査であり、売り手から通りに移動する主な媒介は人間であることが確 認されました。」

とあるように、ポイ捨てされるゴミの多くは現地で調達されたものが多いみたいです。

それを裏付けるように、ゴミ拾い中にひろった多くのレシートは付近で購入されたものばかりだったのも納得できます。

それをどのようにしてポイ捨てを減らしていくか、レシートを捨てるのであれば家に持ち帰って捨てれば良いし、コンビニであれば備え付けのゴミ箱にすてれば良い。なぜ街中で捨てるのだろう。

今は公共のゴミ箱は地下鉄サリン事件以降、テロ対策としているため、設置して

いるところは少ないです。また、ゴミ箱を設置するというのは解決にはならないだ

ろうし、ロングスパンでみたときにあまり変化がないとおもいます。僕がゴミ拾い

中に不思議に思ったのは、道の色が明るい場所ではゴミが少なく、道のいろが暗い

場所にゴミが捨てられていました。何か人の心理的な部分に色が関係しているんじ

ゃないかなと思い、色々調べてみましたがそれに関する記事や論文は見つかりませ

んでした。ですのでそれらを確かめる価値はあると思います!


そして一番問題なのはタバコの吸い殻のゴミです。道端でも特に目に入る印象 で、環境的にも身体的にも悪影響だと感じています。僕はどんなゴミよりも吸い殻 のポイ捨てが一番危険だと思っています。例えば火がついたままポイ捨てした結果、火事になってしまう。平成 30 年次東京消防庁の調べによると、火災の出火原 因で一番多いのはタバコで、26 人亡くなっています。このように簡単に人の命を奪 ってしまえる恐ろしい事が起きてしまう原因が自分のすぐ身近に転がっています。 また、野生の動物や子供たちが口にしてしまった場合最悪死に至ってしまう。

いわば科学兵器なわけです、正しくマナーを守らない人のせいで関係のない人が困って しまうのが僕は許せないです。

具体的にどのように吸い殻を減らしていけばいいのか。

まず第一に、喫煙者たち にはタバコがどういうものか理解してもらい、マナー講習回を受講することを義務化します、内容はタバコのメリット・デメリット、喫煙マナー解説、マナー違反す ることによって起こりうる事件や事故紹介、実際にタバコで被害、加害された方た ちの体験記を聞く、これらを成人式で行うことでこれから社会に出ていく人たちを 矯正していくことでポイ捨て等が減っていくと思いました。 

そしてもう一つ、ポイ捨てしてしまうならしたくなくなる何かを作れないかと考え たところ、タバコ一箱 20 本のうち、そのパッケージと吸い殻 20 本で喫煙者たちに 嬉しいなにかと交換できるシステムを作ればポイ捨てが減るんじゃないかと思いま した。

例えばタバコポイント(TP)が付与されて、貯まると景品と交換等、ゲーム 性を持たせることで吸い殻を貯めることを作業とすれば良いと考えました。

実際に イギリスではゲーム性を持たせるという点で、吸い殻を入れることでアンケートに 参加できる投票式吸い殻入れを街中に設置している。

質問は、「ロナウドとメッシ、 どっちがうまいサッカー選手?」「Apple と Android、いい電話はどっち?」「アヒルサイズの馬1頭と、馬サイズのアヒル 100 羽、どっちと闘いたい?」などの質問 で喫煙者ではなくても楽しめるようになっています。

結果 46%タバコのポイ捨てが減少しました。

(引用:https://www.roomie.jp/2015/09/287246/)

3, ボランティアイベントに参加する前と後の意識の違い、見方の違い 

正直自分がここまで考えられるんだと驚きました。イベント参加前は街をきれいにするぞ 程度でしか考えていませんでしたが、BLUE BASEのスタッフの方々とお話しながら街のゴミを拾っていき、帰宅してフィードバックをしていると、ゴミに対する考え方が変わっていました。当時は気づいていませんでしたが今思い返すとあの時から色々なことと絡めて考えていたなと思いました。ゴミという観点から自分の興味のあることを考えてみるとまた新しい景色が見れて、それがゴミの問題の解決の緒になったり、新しい観点から観察、考察する大切さ、楽しさ。それらを自分で見つけられたというのが今後の自分の大きな財産になることは火を見るより明らかです。

僕は高校卒業後に消防官として現場で働くために、勉強を毎日頑張っていますが、勉強だけでは見られなかった景色、感情、今日本が抱えている問題などを、ゴミ拾いという単純な作業から得られるとは思ってもいませんでした。感謝しています。ありがとうございました。

また機会があったらぜひともボランティアイベント参加したいと思います。少しでも世の中に貢献できたら嬉しいです。ありがとうございました、楽しかったです。

BLUE BASE

BLUE BASEは中高生の個性と才能を伸ばす学びの基地として、イベント、ワークショップ、セミナーなどを企画・開催しているNPOです。

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